土地の相場はどういう点で決まる?

土地は一点もので、その価格は需要と供給で決まると言っても過言ではありません。収益還元法や取引事例比較法は、不動産の相場を評価する代表的な方法です。ただ現状として、取引事例比較法がほとんどの場合用いられることが多いです。これは、下記のさまざまな条件を考慮して、過去にその土地周辺で取引された価格を基に土地の相場を決める査定方法です。

土地の相場は、周辺環境や立地条件・利便性などにより価格に違いが出てきます。買い物や交通の便・街のイメージが良い場合は相場は必然的に高くなり、そうでない場合は安くなります。人気があるエリアは、売却する側が高い値段を付けても欲しいという人が多く、価格が上がっていくことが多いです。

土地そのものの特性も価格に影響を及ぼす要因になります。広い道路に面していたり、間口が広く形が整っている土地は高値が付き、面積が同じならできるだけ広く建物を建てられる土地の方が相場は高いです。

これらの要素に加え、売却する側の事情も土地の値段を左右します。早急に売却する必要がなく、少なくとも相場相当の価格で売りたい場合は、じっくりと待つことで価格を押し上げることができます。

相場より安くなってしまうことってある?

土地を売却する場合、相場より安くなってしまうケースがあります。土地は隣同士でも価格が違うので、仮に隣が高値で売れても自分の土地が同じような値段で売れるとは限りません。それでは、土地の値段が相場より安くなってしまうのはどのような場合なのでしょう。

まず、売却する側がとても急いでいる場合です。手元に現金が必要で、とにかく早く土地を売りたい場合、土地の値段を相場より安くして売りに出す必要があります。また土地を売る人は少なからず自分の土地への思い入れがあり、その土地を買ったときの値段で売りたいと考える人が少なくありません。高く売りに出した結果買い手がなく、焦って値段をどんどん下げていき安値で売ってしまったということもあります。

立地条件も価格に大きく影響しています。買い手側は、良い条件が揃った土地を買いたいという心理があるので、周辺環境が整っていない土地の相場は安くなる傾向にあります。

査定額が低い場合、国土交通省が行っている固定資産税評価額を基に査定されている可能性があります。価格が通常の相場の70%ほどに設定されているので、チェックする必要があります。

相場より高値で売却する方法ってある?

土地を売却する場合、相場よりも少しでも高く売りたいと考えるのは当然です。土地の値段は前述した通り、需要と供給のバランスで成り立っています。自分が所有している土地をたくさんの人が買いたい場合、高い値段を付けても売却できる可能性は高いです。

買い手側の事情もあります。住んでいる土地が狭くてそれより広い土地を探しているなど、たまたまその条件に合った場合相場以上の値段で売れる可能性は高くなります。

隣同士でも価格が違ってくる原因として、日照の問題や周辺環境なども加わってきます。家の前にゴミ置き場や資材置き場があったりすると、買い手側からすれば魅力がある土地と考えないことがあります。また土地の手入れがされていなくて、雑草が生茂っている場合なども評価が低くなる可能性があります。

仮に売却したい土地の周辺環境が需要が高くない時は、できるだけ土地を整備して、買い手側に魅力があるような土地であることをアピールする必要があります。フェンス沿いに花を植えたり出入り口を広げるなど、その土地の良い面を評価してもらうことが大切なポイントになります。

まとめ

土地には、同じものが一つとして存在しません。同じエリアでも、面積や形・接する道路の状況などで値段が大きく変わります。土地の売買をする際には不動産会社などの専門家に相談しながら売却することが一般的ですが、最終的に売り手と買い手側が希望を出し合って合意した時にはじめて価格が確定します。土地の売却で後悔しないためには、価格に対して充分な検討を行い買い手側と誠実に交渉を重ねることが大切です。